インタビュー

シリーズ「インタビュー企画」名変更のお知らせ

この度、Cosmo Rose(コスモローズ)でお送りしているインタビュー企画『障がい者にエールを』を統合し、『がんばれ、キラメキびと』に一本化しようと思います。

もともとこの企画は、私のインタビューに答えてくださる方々が、話すのを聞いて言葉だけでなく、すごく前向きでエネルギッシュなものを感じたため、この言葉を自分たちだけでしまっておくのはもったいない。サイトか何かを立ち上げてOPENなものにしよう!というのが企画の始まり。このサイトの始まりでした。

もう一つ。聴き手が障がい者のインタビュー企画 というのもあまり多くはないだろう。という一声もあり、手探りながらですが、『障がい者にエールを』をはじめていくことにしました。

企画当初の時点から、最初は私と同じような障がい者の方からはじめ、障がいに負けずに前向きに頑張っておられる方の思いを届けよう。というのを主旨とし、やがては、障がいに関わっている人(例えば、就労施設やPT・OTなどのリハビリの職員)などに幅を広げていこう というのは当初から話し合っていたことでした。

こうして、インタビューを進めていたある日。
この日も、とある方に共通の知人を介してインタビューのアポをとっていたのですが、
その方の返答は、

インタビューしてくださることには感謝しますし、企画には賛同・応援します。
しかし、条件があります。『私を障がい者として』ではなく、『ひとりの人間』として見て、インタビューしてほしい。いかなる理由や趣旨であっても、私を『障がい者』として見る目や気持ちが少しでもあるようなら、今回の件は、固くお断りします。

要約するとこのようなものでした。

私は、そのようなつもりはなく、上述した、企画当初の時点から持っている思いをお話ししました。このような文章・伝わり方で誤解があったのであれば、お詫びします。
私自身も障がい者であり、ハンデや日常での生きづらさというのは、自分なりに感じ、理解しているつもりです。

この表現や、私が伝えたいことは、「障がいに負けずに前向きに頑張っておられる」という、前向きな・プラスの部分であり、マイナスの部分を引き合いに出すつもりは一切ありません…。

一生懸命説明させていただいたのですが、その当時の私は拙く、説明不足。理解不足であり、結果、その方の考えやお気持ちが前向きに変わることはなく、その方とのインタビューはお蔵入りとなってしまったのでした。

当時は、インタビューできない残念さと、上手く伝えられなかった無力感でいっぱいでしたが、日が経つにつれ、そうだよな と思う気持ちが強くなっていきました。
私自身、障がいを持っているから というだけで、変な気遣いや空気感の中でいるのは、モヤモヤしますし、当サイトのあいさつ文にも、

”仕事や恋愛など、近い将来そんなことで悩まなくなるであろうことでも、どんな些細なことでも『今、悩んでいる』のならそれはもう障害=乗り越えるべき壁である”。これを障害と定義するのであれば、障がい者・健常者問わず今の世の中、「障がい者」は多いよね。

というような主旨の文章を書いているのに、ものすごく矛盾があるではないかと。

そして、少しでもこの方のように、『私を障がい者として』ではなく、『ひとりの人間』として見てほしいと思っている方が目の前にいるし、今後このままでインタビューを進めていくと、この方のような人に出会ったときに、また同じ不快な思いや、苦しい思いをさせてしまうかもしれない…。

であれば、わざわざコーナー名に『障がい者』を前面に押し出すことは、必要ない。

その思いは日に日に強くなり、今も持ち続けています。
このような経緯で、今後、狩谷亮裕のインタビュー企画は、『障がい者にエールを』から、『がんばれ、キラメキびと』に変わります。

また過去のインタビュー記事も、順次『がんばれ、キラメキびと』に変更していきますので、ご了承ください。

名称は変わっても、この企画自体は続きます。

頑張ってるかどうかなんて、他人が決めるもんじゃない。
泥臭くても、努力することそれ自体が美しい。
頑張っているすべての人にエールを送りたい。 と思いを込めて…。

リニューアル企画『がんばれ、キラメキびと』をこれからもどうぞよろしくお願い致します。