シリーズでお送りしている、狩谷亮裕さんのインタビュー企画、
『がんばれ、キラメキびと』。
前向きに取り組む仲間の活動を紹介することで、一人でも多くの人たちを勇気づけられ
たらとの願いから始まった。
インタビュー11回目は、中嶋沙織さんとの対談を紹介する。
今回インタビューさせていただいたのは、一般事務を11年経験した後、EPI認定マスターエステティシャンとして活動、日本ホリスティックアロマライフ協会認定アドバイザーとしても活躍中の中嶋沙織さん。
「心とからだの健康を根元から考えるホリスティックでバランスの取れたライフスタイル」を提唱している。現在は自宅の一室を改築し、『癒し処~なかしま~エステ&アロマ部』を運営しながら、様々なワークショップも開催している。
Contents
2人のためにと学び始めたことが、やがて自分の救いにもなった
~出産が自分にも自然療法を取り入れる良いきっかけに~
しかし湿疹が出たり、皮ふが赤くなったりと様々な症状が出たので母は驚き、受診を願うが、妹は自分に合うやり方を自分で調べたり、見聞きしたうえで、納得してやりたいという人だったので妹と母との間に意見の不一致からわだかまりができてしまいました。
私自身出産・育児と仕事をこなす中でだんだんと自分にかまう余裕がなくなり、精神的にもしんどくなり、日常生活も普通に過ごせない状態に・・・。
眠れなかったり、悪気は全然ないんだけれども、夫の些細な言葉にイライラしたり。子どもにはどんなことがあっても当たらないでおこうと心に決めていたのに、気づいたら自然と手を上げていたり…。
今日の服もそうですが、衣類や食べ物など、身につけるものや体に入れるものを自然由来のものに変えていき、ライフスタイルも少しずつ見直しました。心と体の健康を全体でみる、いわゆるホリスティックライフスタイルを実践しました。
そうしているうちに、体調も回復し心も落ち着いて、それから後はどんなことが起こっても、割と落ち着いて対応できるようになってきました。私の中で身の回りの物事が好転し始めてきたんです。
その自然なものを取り入れる生活習慣を提唱している会社がMLMいわゆるネットワーク流通の会社でした。
変わる”ネットワーク”の印象。それでも変わらない人やものとのつながり
~激動の社会を生き抜くために…「知り」「体験する」という武装を~
私の子どもが大人になるころには、新しい仕事や、新しい”繋がり”の手段として、”ネットワーク”が当たり前になっているのではないかなと思います。
だからこそ親である私自身が先ずネットワークについて、もっと理解する必要性を感じています。
そんな”ネットワーク”の力を借りて、自然療法をもっと広めたいと思うようになってきました。
逆に今は、地域との繋がり というものが希薄になってきているという現状もあるということを考えると、”ネットワーク”という言葉自体は昔からあって、昔の『人や地域のつながり』という意味の”ネットワーク”と、今のデジタル化や便利、機械的というイメージの”ネットワーク”両方の共存が今、求められているのかなと。
親になった今だから分かるのは、親は興味のあることを自分で選択できるが、子どもは情報リテラシーの観点からも完全ではないし、その選択が子どもに合っているかもわからない。だからこそ、子どものためと押しつけるのではなく、いろんなことを幅広く『知っておく』ことが親や大人の責任かなと思います。
自分がやっていることや培った経験などをただ広めるだけでなく、「交流」を大切にされているのがすごい。
例えば、私の子どももアトピーを持っていますが、人から何かもらったりしたときや、娘が好きなコーラを飲みたいと言っても、ダメと言わずに飲ませます。これも私が勉強や仕事として使う中で得た自然療法の知識と自信があるから、娘のアトピーがひどくなっても、悪いものを体から排出する術を知っているからです。
だからコロナで世の中が騒がしくなってきても、最初のうちは得体が知れないなという意味で不安もありましたが、半年、一年と時間の経過とともに、「うちの子は、自然療法で免疫を高めているから大丈夫!と過度に不安になることはほぼありませんでした。
自然療法由来の石けん作りなど簡単なことから体験してもらい、興味を持ってもらう…。このような体験のプロセスの中で親子で広まっていけばいいなと思います。
この町を地域の人たちが集まる拠点にしていきたい
~仕事に就きにくい人も活躍できる。愛する岩代で助け合いのお手伝いができれば~
今は夫の母(私の義母)実家に住んでいるのですが、2人とも、「良い町だなぁ。もっとこの地の役に立ちたいな」とそれぞれが感じています。自然もあるし、人の暖かみも感じられるし。岩代っていうところが大好きなんです。
今後の目標としては、自宅サロンを地域の人が集まれる拠点にしていきたいです。お年寄りや学校帰りの子どもたちなど、地元の人の声がそこに常にあって、近隣の人たちが誰でも立ち寄れるような場所を作りたいです。もちろん、地元の人以外にも来てもらえる場所を目指しています。
そのために何かお手伝いできればという思いから、田辺にあるキッズパークにサポート会員として登録して子どもをお預かりするという取り組みも始めました。エステをやりながら、地域の助け合いのお手伝いができれば。
この場所へ来れば誰かがいる、見守られている、とホッとできるような場所をつくりたいです。
また大峰さんも、使われなくなった着物の生地を持って来てくれていました。
大峰さんが取り組んでいる着物の再利用は、廃棄量を減らし、再利用することで、体に良いものを作ることもできる。これもひとつのホリスティックスタイルなんです。
また違う面からの話しで言うと、「縫う」という仕事を提供することもできる。「縫う」という仕事を通じて縫い子さんを募集すれば、障がい者の雇用などにもつながる、と言っていました。そうすることで、仕事に就きにくい人も活躍できる。そんな場所や環境自体が増えればステキだなと共感し、大峰さんに私も技術を習っています。
私もインタビューを重ねていく中で、障がい者を雇用する側の立場の方とお話しさせていただけた機会もありましたが、その方も、「スキルや環境、こちら側の相手の本来の可能性を見抜く力ひとつで障がいを持っていても仕事に就けるようになる」と言っておられました。
自分に合う環境・人間関係・仕事の内容次第で活き活きと活躍できるポテンシャルはあると感じますよね。
障がいのある子どもの”何か”や”誰か”になりたい
~親も子も安心できるように、コミュニケーションを大切に~
私の家族にも障がいを持つ子はいて、私も家族のひとりとして色々と将来を考えます。身近にそういう人がない人は、接し方とかもどうすればいいか迷うじゃないですか。これまでの経験から、子どもが安心して生きていけるように『貯蓄』は残したいと思われているはずです。その解決にもネットワークがとても大きな力になると私は考えています。
変な話、「安心して死ねる」じゃないけど。私や家族に万が一のことがあっても、継続して入る収入やこの子の親以外とのつながりみたいなのは遺してるという、親の身としても安心材料になるというか。
そんな時に、ここに来れば、中嶋や近所の人がいてくれる。この場所なら安心して仕事にいけると感じてもらえれば。
お金の面でも同じで、この子に何かあった時に…と必死に貯めても、貯めるだけでは、すぐなくなる。税金に関する制度や詐欺などに対する対策・注意事項、株の投資のことなど様々ありますが、ここでも自分が「知っておく」ことが大事です。ネットワークビジネスに限らず、子供を残して逝く側の親にこそまず知識が必要で、そのうえで子どもも自分の手で管理・運用できる、そして何よりも安心できる地域のコミュニティが必要なのかなと思います。
ネットワークビジネスは、何もしなくても必ず儲かるというものではない。何よりも誰と一緒にやるのかが大切だと考えています。
人と人とのコミュニケーションの中で、そのことをきちんと伝えることが大切なんじゃないかなと思います。
これが私のLife Style
~原因を正さない限り、根本の治療は困難。医療と自然療法の両立がカギ~
それでも結果が出なかったり、治りが悪かったりするときは、医療にも頼る。原因を正さない限り、本当の意味での治癒は困難です。だから、根っこの部分から治していきましょう。
現代医療を否定するというわけではなく、医療と自然療法の両立が大切ということですね。
自分のライフスタイルを正していけば、自然とクスリの量が減り、からだや心の乱れも少なくなってきます。お母さんが笑顔でいると家族ってとても穏やかになりませんか?それを実現するためにも日常的に自然由来のものを取り入れ、心身の健康を根っこから考え、バランスの取れたライフスタイルで過ごしていけるようにと考えています。先ずはその方法で”知る”ことから始める。そしてそれをまわりの方にも提供・推奨する事で元気になったよ、楽になったよと喜んで頂ければ幸せです。