ものづくり工房

かずら 編み方

今回は、過去記事で扱った「かずらてかご」。

これの編み方を紹介していきたいと思います。
過去記事のアイキャッチ画像にも載せている「かずらてかご」を作って下さった方の協力・承諾を得て今回は、くみ立てからつくっていただきました~。

「藤」のかずらを使います。出来上がったかごが長持ちするのです。また網目もしっかりとひきしまります。それではどのように作っていくのかご覧ください。

①「骨」となるかずら、3本×4本を交差させます。4本のうち一1本は、半分くらいの
長さにして、中央付近から片側にだけ伸ばします。必ず奇数の本数にすることが大切!!

 長いかずらを時計回りに巻き付けていきます。骨を上下に動かしながら長いかずらを巻き付けていきます。 最初は骨を3本ずつ上下し、巻き付けていきますが、一・二周した後から2本ずつ上下にし、そのうち1本ずつ上下に交差しながら巻き付けていきます。


➂ かずら立ち上がりのようすです。好みの形に合わせて、途中で骨を立ち上げます。

➃ 果物かごをつくろうと思います。時には違うものになってくることもありますが、それが自然素材の面白いところでもあります。変化を楽しみながら、「かずらと向き合うのもまた良し」です。

⑤ しっかりとひきしめながら編み進めていきます。かずらの目が詰まり頑丈なかごになってきました。

⑥ 段々と形が出来上がってきました。今回は、思い描いていた通りです。柿でもいれてみようかな。

⑦ 最後に残った骨をアーチ型に差し込んでいきます。アーチの形を大きくしたり小さくしたりすることで、作品の感じもかなり変わってきます。試してみてください。

*出来上がりを横からご覧ください。
* 底の部分です。最初は新鮮なかずらの色ですが、使っていくうちに自然な色に落ち着いてきます。これもまた「使って良し」です。

作り方動画   ~参考にどうぞ~
ツルかご作り NHK for school