ぶら散歩

令和に蘇りし名作!? ~唐獅子たちの愛よ、永遠に~

今日は、白崎海洋公園付近で撮った、お気に入りの写真を。

白崎の唐獅子1向かって左がひざまずいて相手を見上げるメス。その右側で大きく堂々と受けいれているのがオス。のように見える。 人間なら「誓いのキス」だが、その姿はさながら「誓いの遠吠え」のようだ。
白崎の唐獅子2遠カット遠くのカットで見ると、こんなかんじ。 末永くお幸せに~。

 

どこがお気に入りかというと、この2つの大きな岩!
私にはこれが、番いの獅子に見えるのです。

室町~江戸において当時、一世を風靡した狩野派の1人、狩野永徳作『唐獅子図屏風』。あの作品における2体の唐獅子は絵を見る人に対して正面を向いていますが、あの唐獅子が共に添い遂げることを誓う、まさに運命の瞬間!

『唐獅子図屏風』内では互いを見つめあい、素直に喋りもできなかった2頭が、(有名曲のパロディー)令和へと時代を超え、愛が結ばれる……。『唐獅子図屏風』のその後と私には映りました。

が、人によっては、こちらが先で互いに愛を誓いあっているからこその、『唐獅子図屏風』で照れくさく、恥ずかし気にじゃれあっている  という風にもとれるかもしれません。

 

歴史を彩り、いち時代・いち文化を築き上げ、教科書に必ず登場する名作。その登場人物(今回は動物ですが)のその後やその前をこのように写真から想像しながら楽しみ、愉悦するのもアリかなと。
本日は、このへんで。